北海道胆振東部地震を体験して
本日、平成30年(2018年)9月7日。
約35時間の停電が復旧し、当該記事を書いています。
僕は、地震発生の前日まで沖縄県の石垣島に居ましたが、幸いにも地震発生の前日に北海道に戻ってくることができました。
今回の地震を記録する意味でも、事が発生するまでの経緯を記しておきます。
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8月31日 石垣島に出発
1ヶ月前から計画していた石垣島への旅行。
事前の天気予報から台風21号が接近していることを知る。
「最悪、1〜2日程度、北海道に帰れないかもしれないな」
覚悟はしつつ、現地へと向かう。
※9月1日〜9月3日は市内観光のため当記事では割愛。
9月4日 東京で足止め
札幌に帰る日。
午前中にホテルから石垣空港まで移動。
予想通り台風が関西圏内で猛威を振るう。
帰路は
①石垣 → 那覇
②那覇 → 羽田
③羽田 → 札幌
空港に着くなり、早々に③が欠航。①②は通常運行とのため、ひとまず羽田に向かう。
羽田空港に着くなり、翌日便に振替手続きを申し込む。
その日は、新宿のカプセルホテルを予約。
宿泊したカプセルホテル↓↓↓
1泊2900円。
新宿バスタ(新宿にあるバスターミナル)から、徒歩10分程度なので、とにかく安く泊まりたい方に向け。
新宿の真ん中にあるので、各種アクセスも申し分なし。
空きも多いので、当日予約も取りやすい。
ホテルに着いてから家族に連絡。
地元、江別市はものすごい暴風とのこと。
「まあ、暴風と言っても大事には至らないだろう」
その日は就寝。
9月5日 北海道の交通機関がマヒ
午前中は新宿市内で時間つぶし。
午後イチで羽田空港へ。
仮予約で17:30のフライトを押さえるも、前の便に変更可、とのため、前倒し。
16:00の便で札幌へ飛ぶ。
19:00 札幌着。
飛行機から見える新千歳空港は曇り空。
「バスで帰るか・・・」
チケット売り場に向かうと、超長蛇の列。(200人超え!)
何事か?と、思い確認すると、前日の暴風でJR、バス各種が運行停止中と判明。
急遽、家人にクルマで迎えに来てもらい、何とか帰宅。
(空港周辺は大渋滞)
家族に状況を聞くと、今回の暴風は過去最大らしく、街路樹もなぎ倒されているとのこと。
近隣の写真を抜粋↓↓↓
階段が倒木で塞がれていたり・・・
道が閉鎖されてしまう
何とか帰宅できたことに安堵し就寝。
その数時間後に悲劇が・・・。
9月6日 地震発生
深夜3時過ぎ。
突然の激震で目がさめる。
ペットのワンコ、ネコたちがうろたえ出す。
ものすごく揺れたが、それ自体は1分程度。
家具の落下もなく、大したことないだろうと思ったら、アレ電気が点かない・・・。
すぐに復旧するだろうと、タカをくくり二度寝。
6:00起床。
目下、停電中・・・。
太陽光パネルから電源を確保し、テレビを見る。
壮絶な光景を目の当たりにする。
土砂崩れ
液状化現象
被害が大きい、厚真町、安平町、札幌市清田区、などの状況を逐一確認。
苫東厚真火力発電所の緊急停止による大規模停電。
バスタブへの水ため、宅内の食料品確保、懐中電灯等エネルギー源などを確保。
その日は停電復旧せず、暗闇のまま一夜を過ごすこととなる。
9月7日 徐々に電力復旧
地震発生から35時間後。停電解消。
ただ、近隣は停電継続中の家々が多々あり。
クルマで市内を散策。
ガソリンスタンドに長蛇の列(100台前後)
信号機の消灯。
街灯の消灯。
スーパーなどは一部営業していたが、在庫がなくなり臨時閉店。
この日は何も物資購入が出来ず、帰宅。
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以上が概略です。
停電復旧したものの、一軒向こうの通りは停電中という状況が続いています。
僕も明日は物資補給のため、営業予定のイオンに行く予定です。
しかし、どれくらい必要品が買えるのかは予想がつきません。
台風で帰宅が1日伸びた程度で済みましたが、あと、1日ずれていたらと思うとゾッとします。
ニュースを見ていると、もっと辛い状況に追い込まれた方々もいるので、胸が締め付けられる思いです。
かれこれ、30年以上、北海道に住んでいるわけですが、今回のような大規模停電は初めてです。
備蓄品の必要性など、痛感させられました。
まだまだ、辛い状況が続いてますが、僕もできる範囲のことをやっていきたいと思います。